読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「これで終わりですか」と言う客を見た話

先日、美容院に行ってきた。

髪型にこだわりがないので、美容院は苦手なのだが、白髪が大変なので、ほぼ4か月に1回というペースで行っている。主な目的はカラー(白髪染め)の方である。ついでに切ってもらう感じだ。

だから、安い店でカラーの液体が痛くないところに行っている。

たまに合わないと痛かったりカブレたりするので、そこだけは妥協できない感じである。

そんな基準の私が通っている店は、カラーは安定感があるが(私には合うらしい)、

カットは当たり外れがあって、「今日の人は上手かったな」とか、「丁寧だった」、「雑だった」「こりゃないわ!まぁ、そのうち伸びるからいいけど」と色々である。

ちなみに、その日の美容師さんは普通だった。

その日も、私はカットとカラーをお願いして、ちょうどカラーの待ち時間中だった。

ボンヤリと女性週刊誌を読んでいると、一つ空けた隣の席のお客さんが美容師さんに細かくカットの注文をつけていた。

カットの技法に詳しい人なのかな、凄いな、と思って聞いていた。

だって、私は、だいたい「5センチくらい切って下さい」とか、「肩の辺りで切って下さい」とか、そんな感じのお願いしかできないよ・・・。

しかし、聞きながら、なんとなくオカシイと感じ始める。

「ここの所をこういうラインにしたいので○○してください」などと妙に具体的なのだが、

美容師さんは「○○しちゃうと逆のラインになってしまう感じなので××した方が良いと思うんですけど・・・」と困惑している。

そんな風に提案されても「○○して、こういうラインにして下さい」と自分の意見を譲らない。

美容師さんは仕方なく言われたように切っていくのだが、当然、お客様の思い通りのラインは出なくて、その手の指示が繰り返されながら、なんとなくまとめた感じだった。

なんとか、まとめ上げたという感じだったのだろうと思う。

美容師さんが終わりの準備をすると、お客様が言った。

「・・・これで終わりですか?」

たぶん、気に入らなかったのだろう。それは分かるけど。

「そうですね」と相槌をうった後、「これで終わりです」と告げ、切っている途中で説明したことをもう一度繰り返していた。

曰く「こういうラインにしたかったら××して、こういう風にしたかったら、長さが足りないので、あと4か月くらい待ってください」という感じだ。

それ、切ってる途中にも言ってたね・・・。

最後にお客様は「そうかこういうラインにしたかったら、○○してくださいって言わなきゃ良いんですね」と言った・・・。

だから!ずっと、そういう説明をしてたってば!!

あんなに色々して欲しいなら、もうちょっと値段の高い美容院に行けば良いのに、と思った。