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目 「 鍵泥棒のメソッド 」

オウチ de cinema 第77作品目 「 鍵泥棒のメソッド

もしあなたが、お金に困ってたら、金持ちの誰かと生活が入れ替わったらどうなるだろうとか、そう考えたことありませんか?

金持ちの殺し屋と、貧乏でキュウキュウのうだつの上がらない中年俳優が、ひょんな事で入れ替わってしまい、殺し屋は真面目に演技を追求して、俳優は殺し屋として、、さて、なり変われるのか。

殺し屋「コンドウ」を香川照之、売れない俳優を「桜井武史」を堺雅人が演じます。

堺雅人は「南極料理人」を見てから、ずっと大好きな俳優です。

観る前からテンション上がります。

さて、序盤は、殺し屋「コンドウ」、売れない俳優「桜井武史」、ヒロインの水嶋香苗(広末涼子)と、3人それぞれの物語が始まります。

どんなことでもキッチリ計画を立てなければ気が済まない、超一流品のみを扱う雑誌の編集長の水嶋香苗は、1ヶ月以内に結婚する事を計画する。

相手はまだいないのに、だ。

結婚相手探しから、期日までに1人に絞り込んで、交際して、結婚式を挙げる事を計画した。

職場の部下にも相手探しを依頼する。

「健康で努力家の方」という見込み基準で。

しかし、部下に合コンを開いてもらっても、恋愛経験のない香苗は、どうしてもうまくいかない。

努力とは無縁で、計画性のかけらもない桜井武史は、役者としても三流でうだつが上がらない。カネもない。おまけに結婚しようと思っていた彼女にフラれて、部屋で首をつろうとしたが、それもうまくいかず、銭湯に行くことにした。

殺し屋コンドウは、痕跡を残さず仕事をする凄腕と恐れられている。

常に綿密な計画をたてて、隙のない仕事をしている。

今回のターゲットも、ナイフで腹部を数回刺し、そのまま車のトランクに入れ、凶器と、着ていたものを全てゴミ袋に入れ、1分足らずで車を走らせ、現場を後にする。

が、途中撮影渋滞に巻き込まれる。

返り血が腕時計についていたことに気付き、銭湯で洗い流すことにした。

銭湯に着いたコンドウは、洗い場に入ると、足元に滑り込んできた石鹸に足を取られ、頭を軸に縦回転、真っ逆さまに脳天をうち、救急車で運ばれることになる。

そこに居合わせた桜井は、足元に飛んできたコンドウの鍵と自分のロッカーの鍵を、すり替える。

誰だか分からないけど、風呂に入る前に隣にいた、膨らんだ財布や、高級そうな腕時計をしていた男になりすまし、服を着て風呂屋を後にする。

元々計画性は皆無の男だから、コンドウの持っていた車の鍵で、車を奪い、借金していた友人宅をまわり、財布にはいっている金で、返済していく、1人2人、そして結婚予定だった彼女に返済しに行った時、彼女は引越しの最中だった。

あたし結婚するので、引っ越すの、あなたが住んでた時の写真あるから持って行ってと、彼女は手にしたゴミ袋から写真を取り出し桜井に渡す。

何をやってもうまくいかない男だ。

成り代わったコンドウが入院している病室に行くと、コンドウは記憶が無い、そして自分の名前が桜井と言うらしいと話す。

コンドウの記憶が無いことに、安堵した桜井は、コンドウの高級マンションに行くと、ヤクザの工藤(荒川良々)から電話があり、今回の暗殺の報酬支払いと、新たな殺人の依頼を受けることになる。

一方、記憶を無くしたコンドウは、自分は役者だったらしいと、真面目な性格のコンドウは、役者として演技の勉強をしていくことになる。

水嶋香苗は、病室を退院する際に、道を聞いてきたコンドウと縁ができ、真面目で努力家の彼に次第に惹かれていく。

香苗にプロポーズされたコンドウは、香苗の亡くなった父の部屋にあるレコードを聴いて、記憶を取り戻してしまう。

記憶を取り戻したコンドウが、自宅のマンションに帰ると、そこに桜井が戻ってくる。

自宅を物色していた桜井は、コンドウが闇の世界の住人である事に気付いている。

自分は殺されてしまうと覚悟していたところに、マンションの場所を知らないはずのヤクザの工藤が乗り込んでくる。

もう、ね。

ここからの展開は、ジェットコースターのようです。

ヤクザの工藤達に追い詰められた役者の桜井と、演技を真面目に勉強してきたコンドウが、どう立ち回るか。

どんでん返しの、そのまたドンデン返し。

2時間あっという間で、見終わった後の充実感。

しかもエンドロールにある仕掛けがされています。

ほんとに最後まで気が抜けないのに、大笑い。

オススメです。